最近、気になることがあった。

校舎の中で。
アメフト部の部室の中で。
いや、そんな狭い空間に限らねえか。

よくとおる声。

けっこう離れた距離だってのにその声の主を聞き当てた時なんざ、
自分の耳の良さを自画自賛するより、ヘドが出そうな気分になった。

サイアクな気分。

だが、

「ヒル魔くん、さっきの打ち合わせでの件なんだけど」

響く声は耳に心地よかった。
構えることなく、自然に向けられる笑顔がなんてーか…、なあ。

「どうかした?ヒル魔くん」

こいつはなんにも考えちゃいない。
いつまでも、なんにも気づくことがないんだろう。


ああ、サイアクの気分だ。


END


ヒル魔氏はこんな風にまも姉さんとの距離をもってる時期ありそうだな〜、なんて思ったり。                   
... 2005/10/03

掲示板より転載 (2006/06)