◆ 設定 〜人魚姫(幻水) ◆


さて、結局、出会いのシーンまでという内容で終わってしまった「人魚姫」のお話。
足りなかった説明と続きに関する流れをここで語らせていただきますね。
(続編を書く予定は今のところ、ありません。)


バレリア とにかく妹第一!過保護なお姉さん人魚です。
実は以前、住んでいた海では人間によって一族が滅ぼされ、生き残っていた女の子と一緒に今住む海へと流れ着きました。なので、妹との血のつながりはありません。
わざわざ復讐したいと願うことはないものの、人間嫌いなのは確か。
なので、ビクトールのことはすっごく冷たくあしらうのですが、人間世界に不慣れなので、ビクトールに頼らなければならないコトもしばしば。そうこうしているうちにビクトールに惹かれてゆく…というより、鈍い彼女は”そばにいて当たり前の存在”という感じでビクトールを認めてゆくのでした。
ビクトール 初めは王子様の叔父さんにしよう!と思ってたのですが、護衛にしようかと身分は未定。
いきなりバレリアにプロポーズ!なんてマネをしてくれますが、実は嵐の中、雷光の光で彼女の顔をちゃんと確認済み。美人で面白いタイプだと興味を持ちます。人外ってのは彼にとってはどうでもいいんです(笑)。女好きだし。ただし、あのプロポーズ自体は面白半分、本気半分といったところ。
あの後、国と連絡を取るためにまず領主の館へ。そこで王子と再会、テンガアールとも出会います。そして、妹を探してやってきたバレリアと関わるうちに抜けられないくらい本気で惚れるようになるのでした。そして、苦労する(笑)。
テンガアール 元気はつらつ、やさしい妹人魚。
無鉄砲なのが玉に傷という感じで、周囲を…特に姉を騒動に巻き込みます。
人間によって家族が殺されたコトを覚えていないため、人間に対しても恐怖や嫌悪といったものはあまりありません。
助けた青年を追いかけて陸に上がります。が、別段、恋心とかではなく、責任感や義務感からの行動。薬の副作用で声が出なくなります。
再会後の青年に対しては、あまりの頼りない感じにイライラ爆発。でも惹かれてゆくんですね〜。
ヒックス やさしく優柔不断な王子様。
このキャストなら、王子はこの人しかいない!…でもそのせいで、イメージがものすごく頼りない感じに仕上がりました。今は気絶してるからいいけどねっ。
身につけていた短剣のおかげで王子と確認されるものの、記憶喪失で、ほややんな感じになってしまいます。怪しげな男達に助けられますが、彼のいた浜が近くの領主のプライベートビーチだったので、その領主の元で保護されます。
で、玉の輿を狙った領主の娘に迫られ、押し倒されそうになったり。そこにテンガアールが割って入ったりして、彼はかなり大変な目に合います。
でも、最後にテンガアールを選ぶのはもうお約束ですけどね♪


このお話では小道具をほんのちょこっと捻って考えていました。
・人間になる薬(試作品)…数日から数ヶ月と、人間になっている期間は不規則なものの人魚に戻れる薬。副作用:声が出なくなる
・人間になる薬(完成品)…一生、人間のまま、人魚に戻れない。代わりに副作用として『怪力』になれる。

さて、もう誰がどれを飲んだかはわかってもらえると思いますが。
その辺の大岩をひょいっと持ち上げ、鉄格子をぐにゃりと曲げられる女性ってどんなもんでしょ?
いやもう、その現場で繰り広げられる彼のリアクションが想像できて楽しいですわ♪
歩き慣れなくて転びやすいとか、真面目なぶん騙されやすいとか、隙はあってもそう簡単に彼女を押し倒すことはできないのです(笑)。


*後記*
このお話は童話をモチーフにということでのんびりノリを楽しむ感じで書いてました。
とはいえ、すべての文章が「です・ます」調なので、途中から辛くなってまいりましたが。ふだん使い慣れない言葉を山盛りってのは大変ですね〜(笑)。
結局、思わぬ拾いモノをしてしまったバレリアさんとビクトールとのあのやりとりが書きたいがためだけ!で始めたんですよね。なので、テンガアールの分は状況説明的なおまけだったりします。
そうそう、後から読み返してみてハタと気づいたのは『雨』。嵐なのに雨の描写がないーってのは後半になるまで気づきませんでした。
…ってな感じで詰めの甘いできあがりとなりましたが、笑って許してやってくださいね。